いまだ終息しない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。経済の落ち込みが気になるなか、2020年冬のボーナス支給が始まります。業界によってはかなりの減少傾向にあり、「ボーナスが支給されるだけマシ」という考えに至る人も多そうです。
2020年11月16日にみずほ総合研究所が発表した「2020年冬季ボーナス予測」によると、民間企業の一人当たり平均支給額は、前年比7.5%減の360,189円といわれています。
業績悪化からの収入減、という未曽有の事態に戸惑うことばかりですが、これからも企業側がリーダーシップをとって、社員たちを引っ張っていかなければならないでしょう。そこで重要なのが“上司の質”。
尊敬できる上司の下なら、部下社員は仕事をまい進することができますが、尊敬に至らない上司の場合は、仕事のモチベーションも下がってしまいます。
では、部下のやる気を削ぐ残念上司とはどんな人物でしょうか。今回は、部下社員4人が見た「これ以上は出世しない(仕事ができない)」と思う上司のタイプをご紹介します。
向上心がない
製造業勤務のAさん(27)は、上司の『向上心のなさ』に辟易しているそうです。
「新たにシステムなどを導入しても覚えようとしない上司には困ってしまいます。業務で必要な資格も取得しないので、一部の仕事はノータッチ。出世にも興味がないようで、『これ以上上に行きたくない。仕事増えるから』といわれたときは苦笑いでした。
仕事の効率を考えて、改善提案を掲げても上司は首を縦に振りません。『改善するまでが面倒だから、自分がいる間はこのままで』というのがみえみえで……会社のことも部下のことも考えてくれない上司は、出世なんて無理だと思いますよ」
“出世はしたくない”というスタンスは否定しませんが、そのことで部下の足を引っ張るのはよくないですよね。会社にも貢献しない上司は、これ以上出世も見込めないでしょう。