見逃しがちな老後の大きな出費。「知らなかった」では済まない!

さらに、ここに住民税が加わると、年間の納付額は100万円を超えることになるでしょう。初年度にこれほどの想定外の出費があると、かなり負担も大きいのではないでしょうか。

インターネット上では、市区町村などが健康保険料や住民税のシミュレーターを公開していますので、ぜひ老後の資金計画を立てる際には活用しましょう。居住する市区町村によって金額が異なる場合があるので、必ず自分の居住地域のシミュレーターを利用してくださいね。

確定申告も忘れずに!

会社勤めが長かった人がもう1つ忘れがちなのが「確定申告」です。会社勤めの間は、会社が税金の計算から納税まで代行してくれましたが、定年後はすべて自分でやらなければなりません。

つい面倒に思いがちですが、きちんと確定申告をすれば納めすぎた税金が還付されたり、健康保険料や住民税の金額が下がったりすることもあるので忘れずに行いましょう。なお、年金収入のみで、年間収入400万円以下の場合は「確定申告不要制度」が利用できるので、興味がある方はそちらも確認しておきましょう。

確定申告に必要となる源泉徴収票や生命保険料控除証明書などは、大切に保管しておいてくださいね。

おわりに

会社勤めが長く、健康保険料や住民税の給与天引きに慣れていたという方の中には、「定年後の健康保険料や住民税の存在を忘れていた」という方が多くいました。

日常の忙しさから離れ、ほっと一息できる正月休み。「老後の準備は完璧!」と思っている方や、「まだまだ老後は先で実感がない…」という方まで、今一度将来の資金計画を見直してみてはいかがでしょうか。

吉田 貴絵

参考記事

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執筆者

約10年間セラピストとして活動後、IT企業にてチームリーダーや総務、人事等を経験して独立。現在はライター/コラムニストとして、お金に関する記事を中心に、求人関連、医療関連等、多ジャンルの記事を執筆している。難しいお金の話をわかりやすく伝えることを心がけつつ、「くらしとお金の経済メディア LIMO」など複数のメディアに寄稿中。