その他では、新型コロナウイルス感染抑制のために空気洗浄機需要が高まる期待感からダイキン工業が値を上げたのが注目されましたが、もう一方の大手であるシャープ(6753)は下落するなど、結局は目新しい材料にはなりませんでした。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ファーストリテイリング(9983)
- ファナック(6954)
- ネクソン(3659)
勝ち組と言われるオリンパスが早期退職募集でいっそうの採算改善へと舵を切ったことで、他の精密機器株が売られ、キヤノン(7751)、ニコン(7731)、リコー(7752)などが大きく値を下げました。
また、Go To トラベルの一時停止が明ける来年1月12日以降の方向性が全く示されないこと等から、東海旅客鉄道(9022)などJR株や、ANAホールディングス(9202)など空運株が大幅安となり、1週間前には上場来高値を付けたばかりのオリエンタルランド(4661)も大幅続落となっています。
その他では、先週まで株価上昇が続いたトヨタ自動車(7203)と任天堂(7974)が続落となり、EV関連で年初来高値更新が続いたデンソー(6902)も大幅反落となったのが目を引きました。
新興市場(東証マザーズ)では、この日に新規上場となったいつも(7694)に人気が集中し、結局は初値が付きませんでした。火曜日以降、いつもこのような人気になるのか注目されます。
葛西 裕一