これから貯蓄を始めるにはどうすればいいか

「私は全然貯蓄がないけどどうしよう」と思った人は、今すぐに貯蓄活動の準備を始めてください。

資産運用は、いきなり無計画に始めるべきものではありません。

なぜなら、基本的に銀行預金や郵便貯金以外は元本保証ではないからです。中には「元本確定」と表記された金融商品もありますが、いつ解約しても元本割れの心配がないのは「元本保証」の預金だけです。表面だけの甘い言葉だけで判断し、安易に運用商品を決めてしまうと、大切なお金が目減りしてしまう可能性があるので注意が必要です。

しかし、残念なことに、安心安全な銀行預金ではほとんど金利が付きません。

それでは、これから将来に向け貯蓄を始めるにはどうすればいいでしょうか。

毎月あまり貯蓄に回せないという人こそ、資産運用を上手に活用していくことを検討してください。

資産運用で大事なことは、「長期・分散・積立投資」です。

資産運用と聞くとお金持ちがまとまったお金で株や不動産を買うイメージがある人も多いと思いますが、実は資産運用はずっと私たちの身近にいて、私たちの味方となってくれます。
毎月無理のない金額から、コツコツ長い時間を掛けて積み立てていくことで、老後の生活費を支えてくれる力強い味方となります。

まずは何歳までにいくら貯めたいか、そのために毎月いくらまで無理なく積み立てられるかを書き出してみてください。

目標を決めたら次にすべきことは

新年一番に将来、特に老後に向け、何歳までにいくらという目標設定ができたら、次にすべきことは自分に最適な金融商品を見つけることです。

いくら貯めたいかの目標金額が大きい人や、毎月積み立てられる金額が少額な人は、相応のリスクを取る必要があるでしょう。

一方で、あまり目標額が大きくない、もしくはある程度まとまった額を一度に運用したい人は、あまり大きなリスクを取る必要はありません。着実に増やすことを重視すべきです。

このように、どれくらいのリスクを取って運用するかは人によって異なります。それに応じて、どの金融商品で運用すべきかが変わってきます。
日本国内に数え切れない程の金融商品があるのはこのためです。

自分の場合はどの商品が最適か、これを新年にしっかり選択することができれば、自分でも納得して気持ちよく資産運用が始められるでしょう。