さいごに

児童虐待は後を絶たず、過去最多の件数となりました。

目に見える虐待から、周囲が判断しにくい虐待まで、被害内容は一人一人異なります。しかし、多くの被害者に共通していることは、虐待親や毒親から解放された後も後遺症等に苦しんでいるということです。

周囲の人が、虐待の被害に遭った人たちの心を「完全に」理解することは難しいかもしれません。しかし、関心を持ち、理解しようとする姿勢が大切です。

また、虐待を見つけた場合は、通報義務もありますので、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(イチハヤク)」を覚えておくと良いでしょう。

虐待件数を減らすためには、親の意識だけでなく、周囲の理解や協力が重要です。皆さんも虐待に関心を持って頂けると幸いです。

【参考】
(※1)「令和元年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数<速報値>」厚生労働省
(※2)「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第16次報告)」2020年9月厚生労働省
(※3)「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律の公布について〔児童福祉法〕」厚生労働省
児童福祉法」「児童虐待の防止等に関する法律」 e-GOV法令検索
改正児童虐待防止法 4月から施行」公明党
(※4)「オレンジリボン運動」認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク

鈴木 咲季