加入期間が短いと、年金はどうなる?
先述の通り、年金の受給額はこれまでの加入状況によって左右されます。これまでの加入期間が短い場合、将来受け取れる年金が予想より低くなる可能性があります。
なお、2020年現在の国民年金を受給する要件は「納付期間10年以上」となっています。以前は25年でしたが、2017年8月1日より資格期間が短縮され、納付期間が足りなかった人も受け取ることが可能となりました。
ではここで、「資格期間25年未満の場合の受給額」について、国民年金のみの場合と、厚生年金加入者の場合に分けてみていきます。
【国民年金】資格期間25年未満の受給権者数
~1万円未満
- 受給権者数…16万1,612人:割合…17.1%
1万~2万円未満
- 受給権者数…38万1,507人:割合…40.0%
2万~3万円未満
- 受給権者数…28万2,703人:割合…29.9%
3万~4万円未満
- 受給権者数…9万6,424人:割合…10.2%
4万円~5万円未満
- 受給権者数…2万1,452人:割合…2.3%
5万円以上~
- 受給権者数…1,401人:割合…0.5%
総数…94万5,099人
では、厚生年金の場合はどうなるのでしょう。次で詳しくみていきます。