「経団連」とはどんな組織か

さて、ネットフリックス社が加入した「経団連」についても見ていきます。

経団連は正式名称を「日本経済団体連合会」といい、「総合経済団体として、企業と企業を支える個人や地域の活力を引き出し、日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与する」ことを目的として1946年に設立されました。

経団連には入会基準が存在し、公式サイトでも公開されています。

1. 経団連の事業に賛同し、「企業行動憲章」の精神を尊重・実践すること
2. 経済事業を営む法人で、事業内容等が当会会員として相応しく、社会的に有用な商品・サービスを継続的に開発・提供していること
3. 純資産額(単体または連結)が1億円以上あること、または当会団体会員の会員企業であること
4. 3期以上連続して当期純損失を計上していないこと
5. 財務諸表に関する公認会計士等の監査報告書が適正意見であること(または、同等の内容が確保されていること)
6. リスク管理体制・内部統制システムが導入・整備されていること
7. 過去3年間において重大な不祥事の発生がないこと

上記の基準を踏まえると、ネットフリックス社の日本法人も3期以上利益を出し、純資産額も1億円以上の企業であることが推測できます。

さらに、経団連入会企業には、ByteDance(TikTok運営元)、Google、Facebook、Apple、Amazon、メルセデスベンツ、ヒューレットパッカード、マイクロソフトの日本法人といった顔ぶれ が並びます。イメージと反して、「古くからの日本企業」のみで構成されているわけではありません。