今年も年末ジャンボの季節がやってきました!一攫千金を夢見ることができる宝くじ。当たったら、何をしよう、何を買おうと考えるだけでワクワクします。しかし、実際に当たる確率を考えてみると、宝くじのイメージが変わるかもしれません。今回は年末ジャンボ宝くじの当たる確率を数字で示してみたいと思います。1等の当たる確率を1%にするには、一体何枚購入すれば良いのかも考えていきます。

1等が当たる確率は?

2020年の「年末ジャンボ宝くじ」(第862回全国自治宝くじ)は、1等7億円、前後賞1億5,000万円で、連番で買った場合最高10億円が当たります。1等の本数は22本あります。22人に7億円(連番であれば10億円)が当たると思うとちょっとびっくりしますが、1等が当たる確率はどのくらいなのでしょうか。

宝くじは1ユニットに1等1本、2等4本という具合にユニット単位になっています。「年末ジャンボ宝くじ」は22ユニットあります。1ユニットは2,000万枚となっており、内訳は1組10万枚で構成されたものが、01組から200組まであるので、10万枚×200組で2,000万枚となります。つまり1 枚買って、1等が当たる確率は2,000万分の1というわけです。

1等から7等(300円)までの1ユニットあたりの当せん確率を表にしてみました(表参照)。

出典:「宝くじ商品のご案内」【宝くじ公式サイト】を元に筆者作成

1等が当たる確率2,000万分の1というのは、なかなかイメージしづらいと思うので、何かにたとえてみましょう。

東京都の人口は2020年11月1日現在、1,396万3,751人です。2,000万人には足りないので、これに千葉県の人口628万697人(2020年11月1日現在)を加えてみましょう。そうすると2,024万4,448人になります。つまり、東京と千葉に住んでいる人全員が1枚ずつ宝くじを買って、たった1人が当たるくらいの確率です。