妊娠すると起こる、つわりやお腹のふくらみ、腰痛や便秘などのマイナートラブル。頭では理解していても、実際に自分のカラダが日々変化すると不安を感じることもあるでしょう。それは思春期に起こる変化と似ているかもしれません。

妊娠におけるカラダの変化や出産への不安を周囲にもらすと、「妊娠は病気じゃないから」「みな経験していることだから」「母親になるんだから」と返されることも。妊娠はおめでたいことゆえ、不安な気持ちを言いづらい雰囲気もあります。

妊娠や出産におけるカラダやココロの変化や、生活環境の変化は目まぐるしいもの。おめでたいムードや忙しさに流され、不安や戸惑い、恐怖といった女性の本音は置き去りにされていないでしょうか。

日々変化するカラダや出産に感じる恐怖

妊娠中のカラダの変化は、事前に知識があっても実際に経験すると戸惑うことも多いもの。たった10カ月の間でつわりやお腹のふくらみ、胎動、便秘や腰痛などのマイナートラブル、大きくなったお腹で歩いたり移動する感覚をつかむなど、改めて考えると急激な変化に適応することになります。

妊娠中には出産することへの恐怖も感じるでしょう。「頭では理解していても、自分が…と想像すると怖くて仕方がない」と感じたことがある人もいるのでは。筆者も妊娠当時は「陣痛はきたらすぐ分かるのだろうか、出産はどのような経過をたどるのか、痛みはどれくらいのものか、リスクはあるのだろうか…」などと悩み、周囲に相談したものでした。

でも、返ってくるのは「みんなやってることだから」「お母さんになるんだから」という言葉。そう言われると、おめでたいことなのに、これから母親になるのに、不安な気持ちを口に出してはいけないのかと悩むこともありました。結局、出産した友人に相談したり、ネットでのリアルな出産体験談を読むことで不安は軽減しました。