「夫と話して、保険加入も視野に入れている。ガンとか高額医療が必要な病気になったらというのも考えつつ、無駄な保険には加入しないというのを原則にしたい。息子たちは既に働いていて、この先、親のどちらかに万が一のことがあっても急に生活費に困るということはないから、とにかく受け取る保険金と支払う保険料のバランスを考慮して保険を選ぶつもり」とのこと。

厚生労働省の人口動態統計による全国がん死亡データによると、男女ともに60代以降でがん死亡率は上昇します。お金がなくて希望の治療が受けられないということのないよう、がん保険で備えたいと思う人も多いでしょう。

ただ、老後資金を貯めることも大事なので、Bさんの言う通り受け取る保険金額と支払う保険料のバランスを考慮して商品を検討することが必要です。

晩婚で子どもの教育費が定年後まで響く

「子どもの教育費のことまで考えていなかったから、今さら早く子どもを産まなかったことを後悔している」と話すのは、首都圏で暮らす50代のCさんです。

「40代に入る直前に結婚して超高齢出産だった。私が39歳、夫が43歳のときに第一子が、私が41歳、夫が45歳のときに第二子が生まれた。だから夫が定年になる60歳のとき第二子は15歳。子どもたちにお金がかかるタイミングで夫が定年を迎えるのでどうしようかと思っている」と話します。