「特にリーダーシップがある人は、『あの人はしっかりしてる』とか『あの人頼りになるよね』という見方をされて注目が集まるし、注目が集まれば自然とデキる人という印象になるから昇格しやすい」のだそう。
「存在感があれば、人事考課のときに『え!? この人まだリーダー層じゃないの? マネジメント層になってもいいくらい能力があるのに』というような話になったりもするし、そういう人は『もう昇格してもいいよね』という結論になる」とBさん。たしかに、リーダーシップを発揮して目立つ存在になっておくと人事考課のときに有利に働きそうです。
小さなミスを隠すタイプが昇格しづらくなるワケ
「小さなミスを隠してしまう人は昇格しづらいと思う」と話すのは、金融機関で働く管理職Cさんです。「プライドが高いのか、小さいミスをひた隠しにしてしまう人がいる。そういうタイプは普段から隠すことがクセになっていて、隠し慣れているからどんな致命的なミスも隠してしまう」のだそう。
「そんなことを繰り返して部署内だけで隠し切れないようなミスをしてしまうと、『なんでそこまで放っておいたの?』『なんで隠していたの?』『誰が隠していたの?』と、話が広がって大ごとになってしまう」と続けるCさん。
「するとどうしても責任追及は免れず、失敗が他の役員や管理職に伝わってしまい印象が悪くなるのだとか。「管理職としては大きな話になってしまう前、できるだけ小さなミスのときに目を摘んでおきたい。そうすれば、変な話、部署内でもみ消せるくらいで済むはず。だから、そういうリスクがあるタイプは昇格させづらい」と話していました。