退職金の相場はどのぐらい?

それでは、退職金の相場を確認してみましょう。厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査」によると、退職者(勤続20年以上かつ45歳以上)の平均を学歴別や退職事由別に見ると、以下の通りとなっています。

大学・大学院卒

  • 定年:1983万円
  • 会社都合:2156万円
  • 自己都合:1519万円
  • 早期待遇:2326万円

高校卒(管理・事務・技術職)

  • 定年:1618万円
  • 会社都合:1969万円
  • 自己都合:1079万円
  • 早期待遇:2094万円

高校卒(現業職)

  • 定年:1159万円
  • 会社都合:1118万円
  • 自己都合:686万円
  • 早期待遇:1459万円

早期待遇(早期退職)が一番高く、次に定年での退職金が高くなります。

また、退職事由の割合をみると次のような結果となっています。。

  • 定年:64.3%
  • 自己都合:22.8%
  • 早期優遇:7.5%
  • 会社都合:5.4%

定年が60%以上を占めていますが、注目は自己都合が22.8%となっていることです。自己都合の場合、当たり前ですが退職金は減ってしまいますので、注意が必要です。