50代の貯蓄はいくらあるのか

そこで、総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2019年(令和元年)平均結果―(二人以上の世帯)」から世帯主が50~59歳の貯蓄はいくらなのかデータをみてみましょう。

貯蓄・負債現在高の推移

                     (貯蓄)  (負債)

  • 2014年 1663万円・654万円
  • 2015年 1751万円・645万円
  • 2016年 1802万円・591万円
  • 2017年 1699万円・617万円
  • 2018年 1778万円・683万円
  • 2019年 1704万円・652万円

このデータをみると、50代の平均貯蓄額は1700万円前後、負債額は600万円前後となっていますので、純貯蓄額にすると約1000万円という計算になります。

「老後2000万円問題」が世間を騒がせたのは2019年6月で、老後は年金収入の他に約2000万円が足りなくなるというものでした。定年まで残り数年という時に年金以外に最低2000万円の準備が必要だと知った50代の方は大変な衝撃だったかと思います。ただ今は人生100年時代といわれていますからもう遅いとは言い切れません。