離婚直後の友人に元夫のことを悪く言うことは友情か?
離婚したばかりのAでしたが、いつもと変わらず元気な様子。きっと、筆者たちに気を遣って「もう全然平気だよ」といった態度を示してくれたのだと思います。また、4人でお茶をしていた間は会話にAの離婚話が出ることもなく、いつもと同じ楽しい雰囲気で解散することができました。
筆者たちが気をつけたのは、事前に話し合っていた「離婚話をこちらから振らない」ということだけではありませんでした。Aから離婚話が振られても、元夫の悪口を言ったり、既婚者の上から目線で恋愛やら結婚生活やらのアドバイスなどは絶対にしないと決めていたのです。
女同士の友情において、同じ境遇における共感が大事だという話はしばしば耳にします。誰かのグチや悩みを共有することは仲間意識をもたらしやすいので、ママ友同士の会話でも世間話のように夫の悪口で盛り上がるもの。
しかし、ママ友同士のそれは根底には「だけど、本当は夫婦仲がいい」「悪口は言っていても離婚するほどではない」といった安全圏にいる意識があるからできることでしょう。
離婚した友人に対して、「あの男は最低だったね」「向こうが悪い」と離婚相手を侮辱する不用意な発言は絶対に避けるべきではないでしょうか。その言葉をかけることによって、その元夫を一度でも選んだAに対するリスペクトさえも失われるからです。
もしも友人から「こんなひどい男だったんだ」と辛い気持ちを吐露された時に初めて受け止めてあげればいいもので、その辛さを増幅させるように悪口に同調したり話を膨らませたりすることは友人自身に追い打ちをかけることにもなりかねないでしょう。
新しい相手を勧めるのはNG!
また、離婚して独身になったからと言って「新しい恋人を探そう!」「早く恋愛をしたい!」とすぐに切り替えられる人ばかりではありません。