ライフスタイルが多様化している今、職場でも友達同士でも、独身、既婚子持ち、既婚子なし、離婚経験者など、さまざまな属性の人が集うのは当たり前の環境になっています。しかし、たとえ自ら前向きな気持ちで離婚を選択したとしても、周りはどうしても離婚したばかりの相手に気を遣いがち。筆者の経験談を紹介します。

会話に悩む? 結婚して1年半で離婚した友人

結婚してから1年半で離婚届を提出し、夫と別れた筆者の友人A。Aとは大学時代から仲良しで、他の2人と合わせて4人でかれこれ10年以上も頻繁に集まってきた間柄です。都内の某有名ホテルで挙げた豪華な結婚式には、もちろん3人とも参加しました。

そんなAの突然の離婚。報告を受けた直後にはA以外の3人で「これからAとどう接したらいいか」と話し合いました。離婚して1カ月も経たないうちにまた4人で集まる機会ができたことに加え、A以外の3人は全員既婚者だったからです。

筆者たち3人がいろいろと話し合った結果、出した結論は「今までと変わらない態度でAと接する。でも離婚のことや元の旦那さんのことはAが自分から話すまでいちいち聞いたり言及したりしない」ということでした。

離婚したことで大変な思いをしたり複雑な心境に陥っていたりするのは、なによりもA本人。「理由や原因、夫婦関係を詮索して話を掘り下げることは絶対にしてはいけないよね」ということで話がまとまり、筆者たちはAと会うことになったのです。