理由は「経済的DVとモラハラ」妻から突然の離婚要求。年収1000万円夫の反論とは

離婚調停で伝えられたことは

突然妻から突き付けられた離婚宣告に、最初は頭が真っ白になってしまったAさん。受任通知を受け取ってから、何度か妻に連絡を取ろうと試みましたが、弁護士のほうから連絡が来て、「奥様は直接会うのを拒んでいる。連絡があるなら、代理人である弁護士を通してほしい。また、無理に直接会おうとすると、離婚調停で不利になることもあります。」と言われ、妻と直接話すことはあきらめ、離婚調停に臨むこととなりました。

離婚調停では、妻側の主張として、以下のことが伝えられました。

・結婚以来、「家事はお前の役目」と言って手をだそうともしなかった。それどころか体調が悪くてスーパーのお惣菜を夕食に出したときに、「手抜きだ」と舌打ちをされた。体調が悪いと言い訳すると、心配するどころか「体調管理がなっていない」と小言を言われた。

・ゴキブリが出たときに「ゴキブリが出るくらい家が汚れていても平気なのか」と妻を罵倒した。

・家具や家電を買うときに、長持ちするようにと高くてもいいものを選ぼうとすると、いつも「俺の金で贅沢して」と言われた。何か買おうとするたびに「俺の金」を連呼されるので、洋服や靴ひとつ買うにもいつも気を遣った。

・自由に使えるお金が欲しいと思い、仕事を探したこともあるが、「俺の稼ぎで生活ができないのか」「家のこともまともにできないくせに」などと反対され、結局働くことはできなかった。

・子どもの習い事や親戚づきあいなどで費用がかさみ、Aさんがいれてくれた生活費では足りないときが時々あったが、「足りない」と言うと、家計簿やレシートをチェックされ、無駄遣いを細かく指摘されるだけで、増額はしてくれなかった。

上記のような暴言や妻への気遣いのなさは「モラハラ」、お金を自由に使わせない、十分な生活費を渡さなかったところは「経済的DV」だというのです。

しかし、Aさんは、理由を聞いても納得がいきませんでした。なぜなら、家事育児に手を出さなかったのは、仕事の多忙さ故。妻が主張する「モラハラ」は、Aさんにとっては、ちょっと注意をしただけのこと。妻をたしなめるのに、多少きついことを言ったかもしれないが、そんなのは家族だし、許される範疇じゃないのか?それに、経済的に苦しめられたなんて言っているけれど、子供たちは人並みに学校にも塾にも通えていただろう?

多少の文句も言ったかもしれないが、必要なお金はちゃんと出した。家計簿やレシートをチェックしたのは、翌月からのお金の使い方に気をつけてもらおうと思ってしたこと。働かせなかったのは、自分に十分な収入もあるのに、家のことがおろそかにしてまで働く必要があるのかと思ったから。被害妄想も甚だしいとしか言いようがない…。

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大手出版社の編集者を経て、経済、ライフスタイルのメディアで編集・ライターとして活動。時事問題、ライフスタイル、エンタメなど、独自の視点から幅広いジャンルの執筆を行う。