40代から資産形成・資産運用をすべき?

お金の不安を解消するために、子育てがひと段落する40代ごろから資産形成・運用をおこなっておいた方がよかったと後悔する人が多いようです。貯蓄だけでは老後資金が足りないと思っている60代が91.4%もいます。人生100年時代ともいわれるなかで各年代に合わせた資産形成・運用が必要なのでしょう。

3人に1人は「老後に資金がいくら必要になるか分からない・考えたことがない」と回答していますが、あらかじめシミュレーションしておく必要があります。

おわりに

今回は各年代のお金事情や老後資金について紹介しました。今後の健康や夫婦関係は先行きが見えにくいですが、老後資金は数字として表れるものですので、計画を立てやすいかもしれません。

老後のお金について不安がある人は多くいるため、子育てが落ち着く40代ごろを目安に資産形成・運用を検討してみてもよいでしょう。とはいえ、毎日の支出を減らすのも大事なこと。無駄を減らしつつ、計画的に貯蓄したいですね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考記事】
世代別の老後資金に関する実態」松井証券株式会社
国民生活基礎調査の概況」厚生労働省

瀬戸山 佳菜