2023年に制度廃止される「ジュニアNISA」、今からでもお得に活用する方法とは

~「移管」先の選択ポイント~

2020年末に満了を迎えるのは2016年の分

満了を迎えることを知らせる証券会社からの手紙には、「2016年分のNISA非課税期間満了に伴うお手続きのお知らせ」と書いてありました。筆者はこのとき、ジュニアNISA口座でこれまで積み立ててきた分が全部これに当たるのだと思ってしまいました。

おそらく筆者と同じように考えてしまう人も多いとは思うのですが、これは大きな勘違いだと中野会長に指摘されました。2020年末に満了になるのは、あくまで2016年の分です。そのため2017年、2018年とそれ以降に買い付けた分は、2020年の満了には関係ないことになるのです。(ちなみに2017年に買い付けた分は2021年、2018年分は2022年に同じように手続きをすることになります)

「80万円枠を使い切ったかどうか」がポイント

今、筆者の目の前には2つの選択肢があります。

「課税ジュニアNISA口座に移管する」と「新たなジュニアNISA口座へ移管する(ロールオーバー)」です。中野会長は、「どちらにするのかを決める1つの基準としては、2016年の非課税投資枠80万円を使い切ったかどうかがある」と話してくれました。

非課税になる80万円の枠を使い切っていない場合

2016年分の非課税枠80万円を使い切っていない場合には、「新たなジュニアNISA口座へ移管する(ロールオーバー)」の方がメリットが大きいと中野会長は言います。「新たなジュニアNISA口座へ移管する(ロールオーバー)」というのは、2021年の非課税枠に移すことを指します。ここでも80万円の枠があるのですが、2016年で使った分を引いた残りは、新たに資金を投入することができます。

例えば2016年分に毎月2万円ずつ積立をして、年間24万円の買い付けをした場合で考えてみましょう。ロールオーバーすることで、2021年分の非課税枠80万円に対して、24万円を使ってしまうことになりますが、残り56万円分の買い付けができるというわけです。非課税枠をフルに使うことを考えれば、こちらの方がメリットが多くなってきます。

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川崎 さちえ(フリマアプリ・ネットオークションの専門家)

フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年からヤフオク!をスタートさせ、独自のノウハウを構築。
現在は、ネットオークションだけではなくメルカリなどのフリマアプリでも実践的なノウハウを研究しつつ、
ユーザーとして出品や購入の経験を積む。
家計を守る身としての節約術やお得情報、さらに時短につながるようなアイテムにも敏感。
高校生と中学生の子どもの母親として、子育てやお金について日々模索中。