貯蓄をするなら早めからしっかり対策を

老後に向けての貯蓄は、ないよりもあったほうが安心できるものです。金銭的な余裕がない世帯も少なくない今、老後の不安は切っても切り離せません。働き方改革によって高齢者の就業も増えている現代においては、長い目で家計収支を考えることが大切だといえます。不安を抱えているなら、まずは家計収支の把握からはじめ、できることに早めから取り組んでいきましょう。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参照】
金融広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」4:金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)、8:年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)
金融庁「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書

古谷 梨子