ただ、一方で復調のきざしも見えてきているのだと言います。「本当にここ1~2か月でようやく光が見えてきたような気がする。自分の担当は中小企業なので芳しくはないが、別の課で大企業を相手にしているところは成績が上向きなんだとか。でも、コロナの第3波が深刻なことになってしまったら…と思うと、安心はしていられない」とのこと。
かなり踏んだり蹴ったりの状況が長く続いたらしく、「ボーナスの使い道すら考えていない。今は何が起こるかわからないから、もしもらえたとしても全部貯金かな」と話していました。
業績は好調、でもボーナスは…
ネット証券で働くBさんは「業績自体は好調。コロナ禍で個人投資家が増えて、取引自体も活況に。相場も価格変動が大きく、投資のチャンスと捉える人がかなり多かったので、新規口座開設が増えただけでなく取引手数料も大幅に増加した」と話します。
ただ、「ボーナスがそこまで増えるかはちょっと微妙。お客さんが想定以上に増えてサーバーなどのシステム投資にかなりの費用がかかったとも聞く」とのこと。
「ボーナスは前回よりはいいと思うけれど、費用もかさんだ分そこまで大きな増額はなさそう。これが対面証券なら業績が良ければその分営業部員に配分されるボーナスはかなり増えると思うけれど、うちはあくまでネット証券だから同じようにはいかないと思う」と続けるBさん。
「ボーナスの使い道はまだあまり深く考えていない、テレワークになったこともあって外出する機会がぐっと減ったから、服とか鞄、靴、お化粧品のような身だしなみ関連にお金を使う気がしない。旅行したり外出しておいしいものを食べるっていう感じでもないし、貯金するしかないかなと思っている」と話してくれました。