さいごに
60代以降の無職世帯の貯蓄額。ここ数年、減少傾向にはあるものの、平均額は毎年2000万円以上であることが分かりました。
冒頭でも触れた「老後2000万円問題」。とはいえ、リタイヤ後の生活にどれくらいの資金が必要となるかは人それぞれです。現役時代の働き方などによって、もらえる年金額にも個人差があるでしょう。
これを読んでくださった現役世代のみなさんのなかには、住宅ローンやお子さんの教育費といった目前の出費が多く、老後のお金について考える余裕がない、という人も多いでしょう。とはいえ、老後はあっという間にやってきます。人生100年時代を見据えた資産形成・運用を、少しでも早い時期からスタートされることをおすすめします。
【参考】
家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)総務省統計局
「報道資料」「Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況」
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。