老後資金を減らさないためのコツその3
資産運用を続ける
老後を本格的に迎えたときによくある共通認識が、それまで貯めていたもの運用していたものすべてを現金化してしまうということです。
もしくは資産運用をしていないという方もいらっしゃるかと思います。
冒頭でお伝えしたように平均寿命は延び、老後の時間は長くなっています。途中でお金が足りなくなることは避けておきたいですよね。
そこで重要なのが資産運用を始めること、続けるということです。
短期的に大きなお金を投資して大きなリターンを得るようなハイリスクなものはおすすめしません。
中長期的に、毎月決まった時に少しずつ積立投資していくことで、リスクを分散しながらリターンを安定させることが出来ますから、老後も運用を続け、必要な分だけを取り崩していくことがポイントとなります。
運用初心者の方には投資信託や国の制度を使ったつみたてニーサで投資信託の運用を始めていただくことがおすすめです。
すでに運用商品を持っている方も、満期がないのであればそのまま持ち続けて運用は続けておくと良いでしょう。
ちなみに金融庁が公表している「NISA口座の利用状況調査」によると、つみたてニーサの世代別の加入比率は、全体を100%とすると、60歳代で9%、70歳代で3.8%です。ニーサとくらべると、年齢が進むと必ずしも長期投資志向とは言えなくなるので、ニーサを選ばれる方が多いように思います。
自分で決めるのは不安だという方は、お金のアドバイザーを活用するのもおすすめです。
アドバイザーを選ぶポイントは商品先行でおすすめされないことです。
どのようにお金を増やしたいか、将来の目標金額によって選ぶ金融商品は異なりますので、希望や目的をじっくりと聞いてくれるようなところを選び、数社比較して自分に合うところを選んでみてください。