老後資金はどの程度必要？

2019年に話題になった「老後資金2000万円問題」で、老後のお金について考えるようになった人も多いのではないでしょうか。

金融審議会の「高齢社会における資産形成・管理」によると、65歳夫婦無職世帯（夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯）では、実収入（月額）が209,198円に対して、実支出（月額）が263,718円となっており、毎月54,520円の資金が不足しています。

65歳から95歳まで生きると仮定すると、

54,520円×12カ月×30年＝1,962万7,200円

先の前提が正しいとすれば、これほどの老後の生活費が必要となるのです。

もっとも、生活水準や家族構成は人それぞれ、世帯によって違うので一様には言えませんが、人生の先を正確に読み通すことはできません。

「老後資金2000万円問題」とはいいますが、やはり約2,000万円くらいの金融資産が必要になることがわかります。