若手社員を会社を支える中核社員へと育てるのは管理職にとっての大きな使命です。しかし、管理職から若手社員を見ると、世代が違うこともあって「モチベ―ションが低い」とか「頑張りが足りない」と見えてしまうかもしれません。
とはいえ、若手社員は上司や管理職の背中を見て育つもの。管理職側の言動がやる気を失わせている可能性もあります。今回は20代の若手社員5人に、モチベーションを下げる上司や管理職について聞いてみました。
業務中の露骨なえこひいき
「特定の社員だけをえこひいきする上司にはついていけないなと思う」と話すのは、生活用品メーカーで働くAさん。
「上司に好き嫌いがあっても、ある程度は仕方ないと思う。趣味が同じとか、ウマが合う人に親しみを持つのは皆同じだし。だからお気に入りを作るなとは言わないけれど、そういう人と仲良くするのは業務外でお願いしたい。仕事中にえこひいきしたり、他の社員に接するときと態度が違うのは不快だし、モチベーションが下がってしまう」と言います。
人間ですから好みがあってもおかしくないとはいえ、業務中と業務外をきちんと区別して、仕事ではフラットな態度で接してほしいという気持ちには頷けるところがあるのではないでしょうか。
フィードバックをくれない
「フィードバックをくれないと、何がよくて何がダメなのかわからない。いいことばかりじゃないのはわかっているから、とにかく何かフィードバックしてほしい」と話すのは人材系企業で働くBさん。