ファミリー層の場合は少人数のホームパーティ形式が主流となりそうです。親としては子どもが喜ぶお菓子類を用意することに心を砕きますが、近年は9月になると大手菓子メーカーの看板商品がハロウィン仕様のパッケージになって店頭に並び始めます。

また、輸入雑貨店ではお洒落なパッケージの海外のお菓子も手に入るなど、ハロウィンの定着とともにパーティー用のお菓子を探す苦労はなくなりました。

一方、飲酒をしてのパーティーは控えるよう呼びかけられていることもあり、独身層ではハロウィン離れの現象が見られるかもしれません。そんな中、今年話題となったオンライン飲み会のように、オンラインハロウィンを開催する自治体も登場しました。

たとえば、日本で有数の規模を誇る川崎駅(神奈川県川崎市)周辺で行われる「カワサキハロウィン」は、オンライン開催を決定。SNSで仮装動画を募集するなど、新たな取り組みに挑んでいます。

制約がある中でも新しい楽しみ方が生まれる

「コロナだしハロウィンも楽しめない」と一言で済ませば終わりになりますが、制約がある中でも季節行事を満喫できる仕組みを作り出そうとする人々もいます。直接会うことができなくても、SNSというツールを使って去年までは誰も想像しなかったハロウィンを楽しむのも良い思い出になるでしょう。

「2020年のハロウィンは、いつもと違うことをしたね」と笑える日が来ることを信じて、今年のハロウィンを楽しみたいものです。

【参考資料】
ハロウィンに関する調査」(楽天インサイト株式会社)
カワサキ ハロウィンHP(カワサキ ハロウィン プロジェクト)

中山 まち子