「これ以上慰謝料を要求しないことをありがたいと思え」と着の身着のままで放り出されたHさん、職場にもいられずに退職しました。「その後職を探してもなかなか見つからず…今は生活保護を受けています。本当に浅はかだったと悔いても悔やみきれません」

不倫によって、失うものは多いと聞きます。しかし、Hさんが失ったものはあまりにも大きいもの。

年を重ねるに連れて、再就職の道も厳しくなっていきます。しっかりと貯蓄しておくのはもちろんですが、できれば年をとってからの仕事先もしっかりと確保しておくことが、この先重要になってくるかもしれません。

それにしてもHさん、まさしく不倫で人生が狂ってしまった典型的なパターンですね…。

まとめ

老後破産を回避するためには、もちろん貯蓄をしておくのが大前提ですが、心身の健康維持と定年後の働き口に目星をつけておくことも必要かもしれません。何が起こるかわからないのが人生。常にあらゆるリスクを想定し、それに備えておくことが重要…というのを痛感する筆者でした。

調子のいいときこそしっかりと兜の緒を引き締めておかないと、後で悔いても時すでに遅し。元気なうちにもう一度人生設計を見直しておこうと思います。

大中 千景