共働き夫婦やワーキングマザーの苦悩エピソード

調査結果のように、共働きで家計を支える女性が増えており、子どもが生まれても保育園に預けて働くことを選択するママたちが増えています。

待機児童問題など、預けるまでも大変なこのご時世ですが、預けられるようになっても悩みは尽きないようです。

保育園入園後も一苦労

Aさん

「慣らし保育が3週間もあるなんて思いもしませんでした。最初の頃は預けた1時間後に迎えに行く毎日。環境に慣らすためとはいえ、すぐにお迎えの時間になってしまい、いつになったら復職できるのだろう……と気が滅入りそうでしたよ」

Bさん

「入園前に『用意するものリスト』を渡されました。服は脱ぎやすいもの、食事用エプロンは2つ、コンパクトサイズのお昼寝用の布団などなど…。持っているものだけでは足りず、買い揃えるのに苦労しました。ようやく落ち着いたと思ったら、女の子はワンピースタイプの水着を用意するようにと言われ、慌てて買いに行ったこともありました」

Oさん

「持ち帰った着替えを洗濯し、おむつに名前を書き、連絡帳をチェックし、明日の荷物を全てセットしておく…。この作業に毎日30分ほど時間を費やします。仕事や送迎でクタクタになっている状態での作業は、正直かなりキツイですね」

思うように働けない

子どもを保育園に預け、復職するママも悩んでいます。

Fさん

「夏は手足口病、冬はインフルエンザなど、子どもが頻繁に体調を崩すこともあります。そうすると仕事を休まざるを得ない日が多くなります。特に今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、通園自粛は堪えました…。子どもが小さいうちは、『熱があるので迎えに来てください』って急に連絡がくることも。職場に迷惑をかけてばかりで肩身が狭いです」

Gさん

「なんとか保育園が決まりましたが、問題は就職活動でした。面接で子どもを保育園に預けていると告げると表情が曇ったり、『もう少しお子さんが大きくなってからの方が…』とやんわり断られたり。結局フルタイムの仕事は見つからず、短時間勤務のパートでしか採用されませんでした」