5.通話料が高くなる

キャリアの場合、家族間や同キャリア間では通話無料などのサービスがありますが、格安スマホには、基本、このようなサービスはありません。よく通話をする人は格安スマホにしたことで、却って料金が高くなってしまうこともあります。

ただ、格安スマホにも、「かけ放題プラン」をオプションで付けられる場合があるので、通話が多い人は利用しましょう。また、LINEやFaceTimeなどの無料で通話できるアプリもあるので、代用できればそれほどデメリットとはならないでしょう。

6.キャリアメールが使えない

「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」といったキャリアメールが使えません。そのため、メールを使う場合は、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールで代用することになります。ただ、MMD研究所の調査(※)によれば、日々のメールやメッセージのやりとりを、キャリアメールで行う人よりも、LINEやショートメールを使う人の方が多くなっている現状では、それほどデメリットにはならないかもしれません。

7.キャリア決済が使えない

キャリア決済とは、ネットショッピングなどで購入した代金を月々の携帯料金と一緒に支払うことができるサービスです。最初にIDとパスワードを入れてログインをしておけば、あとは暗証番号を入れるだけで決済ができます。

クレジットカードを持っていない人や、カード番号の入力に抵抗がある人には有用です。ただし、限度額が低く設定されていたり、使える店舗が限られているなどのデメリットもあるので、クレジットカードで十分という人には使えなくても問題はないでしょう。

8.テザリングができない場合がある

テザリングとは、ネット環境がない外出先などでパソコンを使う場合に、スマホを使ってインターネット接続をすることです。格安スマホでも、基本、テザリングは可能ですが、一部のスマホや格安SIMでは、テザリングに対応していない場合があるようです。購入前に各社のWebサイトやサポートセンターを利用して、確認をしておきましょう。

9.格安SIMと端末の相性を判断するのが難しい

格安スマホは格安SIMと端末で成り立ちますが、格安SIMによって、使える端末と使えない端末があり、それを初心者が判断するのはなかなか難しいといえます。そのため、今使っている端末をそのまま使いたい場合でなければ、格安SIMと端末のセットで購入するのがよいでしょう。

格安スマホ「向いている人」「向いていない人」

ここまで、格安スマホのメリット、デメリットを見てきましたが、デメリットが多くなってしまったため、格安スマホの乗り換えに不安になってしまった人もいるでしょう。しかし、これらのデメリットの多くは代用ができたり、ちょっとした手間を挟めば解決できるものなので、あとはそうした行為ができるかできないかといった適性の問題になってきます。

そこで、格安スマホが向いている人と向いてない人をまとめてみました。