約9割が「介護費用は自力で準備するつもり」
次に、「自分に介護が必要となったとき」の介護費用についての意識をみていきます。
自分の介護費用をどうやってまかなうつもりか。
内閣府が55歳以上の男女を対象に実施した「平成29年(2017年)高齢者の健康に関する調査」では、「自分に介護が必要となった場合の介護費用はどうやってまかなうか」についてたずねています。
「日常生活を送る上で、排せつ等の介護が必要な状態になった時、介護に係る費用は、どのようにしてまかなうことになると思いますか」
全体(=n1964)
- 年金等の収入でまかなう…63.7%
- 貯蓄でまかなう…20.5%
- 収入や貯蓄ではまかなえないが、資産を売却するなどして自分でまかなう…4.0%
- 子などの家族・親戚からの経済的な援助を受けることになると思う…3.2%
- 特に考えていない…8.1%
- 不明…0.4%
「年金等の収入」「貯蓄」資産の売却など」といった、自力での準備を考えている人だけで、88.2%、全体の約9割にのぼっていることが分かります。
では、実際にはどんな準備をしているのでしょう。次でみていきます。
【参考】
「平成29年 高齢者の健康に関する調査結果(全体版)」内閣府