教育資金の目安:約1,049万円
幼稚園から高校まで公立で、大学のみ私立を選んだ場合の子供1人あたりの総額は約1,049万円。ここには習い事や塾代などの費用は含まれておらず、私立の中学や高校を選べばさらに費用はかさみます。
教育費は、子供の将来のためにと、ついついお金をかけてしまいがちです。また、夫婦の教育に対する考え方の違いで揉めることも少なくないようです。教育費は一気に支払うものではないものの、長期的にまとまった金額が必要です。結婚したら早い時期に子育てや教育方針について話し合っておく必要があるでしょう。
老後資金の目安:ひと月約26万円
高齢夫婦無職世帯のひと月の支出額が約26万円。また、これに加えて介護費用がかかってくることも十分考えられます。20代、30代のうちは、老後なんてまだまだ先だと後回しにしてしまいがちですが、教育費や住宅ローンに追われ、定年間近になってから準備ができていなかったと焦らないよう、少ない金額であっても、早い時期から老後のための貯蓄を始めることが肝心です。
熟年夫婦が後悔していること
次に、松井証券の「夫婦の家計管理事情に関する調査」から「夫婦の後悔と理想」を見ていきます。まず、30年以上ともに結婚生活を送ってきた熟年夫婦が「若いうちからやっておけばよかったと後悔していること」の第1位は、以下の通り資産形成・資産運用でした。
1位 資産形成・資産運用(37.6%)
2位 定期的な運動(26.0%)
3位 後悔したものはない(24.7%)
4位 旅行(19.9%)
5位 親孝行(18.7%)