8割以上が老後に不安を抱えている
生活保険文化センターが全国の18~69歳男女(サンプル数4,014)を対象に調査した「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、「老後生活に対する不安感」があると答えた人は84.4%にものぼるそうです。さらに、将来のライフイベントのなかで重要であることは「老後生活の充実(56.1%)」が最も多く、次いで「趣味の充実(33.7%)」「子どもの教育(31.3%)」と続きます。
しかし一方で、その「重要なライフイベントに対する現在の経済的準備状況」内で「老後生活の充実」に対してどのくらい準備をしているかを確認すると、「準備できている(38.8%)」に対して「準備できていない(59.7%)」と、準備が整っていない人が半数を上回ることが分かります。
より多くの人が老後を重要視し、かつ不安を抱えているなかでも、なかなか準備がすすまない――そんな現状がみてとれるのではないでしょうか。