厚生労働省の「平成28年(2016年) 生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」によると、医師から発達障害と診断された者の数(本人・家族等からの回答に基づく)の推計値は48万1,000人となっています。
年々増加傾向にある発達障害を抱える子どもたち。筆者の息子も発達障害の一つである注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されていて、人間関係が苦手です。
お友達とトラブルになることが多い息子ですが、あるとき「子ども同士のトラブルがママ友関係にも亀裂を入れる」という大事件が勃発しました。今回は、発達障害児を持つ筆者のリアルなママ友付き合いについてまとめてみたいと思います。
ADHDの息子はトラブルメーカー
発達障害を抱える子どもたちの中には「我慢ができない」「人の気持ちを理解しにくい」などの特性が目立つことも珍しくなく、周りの子どもたちに比べると癇癪を起こしやすかったり自己中心的になりやすかったりもします。
我が家の息子も例外ではなく、ほんの些細な小競り合いをきっかけに、お友達とトラブルになってしまうことも日常茶飯事。
特に、「我慢すること」が苦手です。衝動を抑えられず、お友達に手を上げてしまう時期がありました。「おもちゃを貸してくれなかった」「注意しても聞いてくれなかった」「嫌な言い方をされた」など、そんなことで手が出るの?と不思議になってしまうほど、ほぼ毎日トラブルを起こしていました。