その他では、公明党代表が「Go To トラベル」を来年5月の大型連休まで延長すべきと発言したことから旅行関連株が値を上げました。東日本旅客鉄道(9020)は年初来安値更新後から急速に買い戻され、今期業績が▲5,000億円以上の最終赤字に陥るという観測報道が流れたANAホールディングス(9202)も値を上げて引けています。
なお、株価下落が続いている精密機器株もいったん買い戻しが入り、ニコン(7731)が大幅高となり、キヤノン(7751)やコニカミノルタ(4902)も上昇したことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ファーストリテイリング(9983)
- エムスリー(2413)
- ソフトバンクグループ(9984)
前日から各テレビ局のニュースで、映画「鬼滅の刃」劇場版が記録的な大ヒットになっていることが一斉に取り上げられたことを受け、株価のピークを察知した投資家の手仕舞い売りが増加し、東宝(9602)が大幅安となりました。
その他では、NEC(6701)やHOYA(7741)など株価上昇が続いたハイテク株の一角が利益確定売りに押されて下落したことが目を引きました。
葛西 裕一