その他では、先週末は利益確定売りに押された東宝(9602)が「鬼滅の刃」劇場版の公開が予想以上の好スタートとなったことから一時+7%高まで急騰する年初来高値更新となったことが目を引きました。なお、連日の暴落となっていた松竹(9601)は反発しましたが、自律反発の域に止まった形となりました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • KDDI(9433)
  • ファーストリテイリング(9983)
  • コナミホールディングス(9766)

ハイテク株が総じて買い戻される中、精密機器株の値動きは鈍く、キヤノン(7751)とコニカミノルタ(4902)は4日連続で年初来安値更新となりました。

また、「アビガン」の正式申請で注目された富士フイルムホールディングス(4901)が反落し、KDDIや日本電信電話(9432)など通信株も冴えない値動きとなっています。

その他では、第1四半期報告書の提出遅延で上場廃止となる懸念が高まった理研ビタミン(4526)が、先週末のストップ安に続き一時▲10%安まで売られ、連日の暴落となったことが目を引きました。

なお、連日で上場来高値を更新したファーストリテイリングは小幅反落で引けています。

新興市場(東証マザーズ)では、ジーエヌアイグループ(2160)がストップ安まで売られた一方、バリュエンスホールディングス(9270)は3日連続のストップ高となりました。

葛西 裕一