また、同じハイテク株では、ルネサスエレクトロニクス(6723)が連日の年初来高値更新となり、HOYA(7741)も再び年初来高値を更新して引けています。
さらに、小売り株ではイオン(8267)が3日連続で年初来高値を更新し、前日に業績見通しの上方修正を発表したコジマ(7513)も大幅上昇となりました。
その他では、NTTドコモ(9437)の完全子会社化のTOB実施で財務状況悪化が懸念され株価下落が続いた日本電信電話(9432)が買い戻されて一時+4%高へ迫る上昇となったことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- エーザイ(4523)
- 第一三共(4568)
- ファーストリテイリング(9983)
下落相場時としては珍しくディフェンシブ系の医薬品株が売られ、エーザイや第一三共が大幅安となり、武田薬品工業(4502)や塩野義製薬(4507)も値を下げました。
また、「Go To トラベル」東京追加の効果が材料出尽くしとなったことで、東日本旅客鉄道(9020)などJR株が軟調に推移し、先週末に約220億円の資本増強策を発表したエイチ・アイ・エス(9603)が需給悪化懸念で3日続落となっています。
その他では、最大株主であるフランスのダノン社が全保有株の売却を発表したことにより、ヤクルト本社(2267)が需給悪化懸念で一時▲8%安へ急落したことが注目を集めました。
新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が大幅高で久々に年初来高値を更新し、CYBERDYNE(7779)はストップ高となりました。
葛西 裕一