そこで自分が許容できるリスクを認識しながら、安全に守るべきお金と、資産運用に回せる額を決めます。

資産運用には「貯蓄」と「投資」の2つがあります。

貯蓄とはお金を蓄えることで、預貯金などです。

一方の投資とは利益を見込んでお金を運用することで、株や投資信託などの購入などを指します。

投資に回せるお金は、以下の式で求めます。

投資に回せるお金=現在の金融資産-6カ月分の生活費-5年以内に使う可能性のあるお金

安全に守るべきお金は、自由に引き出せる預貯金(貯蓄)の形で持っておくことが大切です。

まずは、6カ月程度の生活費を手元に残しておきましょう。

仮に月30万円使う場合は、30万円×6カ月=180万円になります。

また、家を購入するための頭金や学費など、5年以内に貯蓄から取り崩す見込みの金額を差し引きます。そして、残ったお金が投資に回せるお金になるのです。

この範囲内で運用すれば、もし失敗してもライフプラン(将来に向けた人生の設計図)の実現に支障はありません。