全て欲しいと思わない気持ち

関東在住のSさん一家。ご主人の年収が600万円台、奥さんのパート代はご主人の扶養家族でいられる範囲内でお仕事をしているそうです。ご主人は都内の会社にお勤めですが、通勤圏内の他県にマンションを購入。駅から5、6分の立地に割に都内の住宅と比べると格段に安く、ショッピングモールやチェーン店なども近所に多数あるため、普段からあまり不便と感じることが少ないとのこと。

「同じ路線でももう少し都心に近づくだけでマンションの金額がグンと上がります。通勤時間の長い夫には申し訳ないと思いますが、子供や私が普段生活で使うものは都心にでなくてもこの辺りにはそろっているので、普段あまり田舎だなと思うことはありません。『典型的なベッドタウン』と周りから言われることはありますが、同じような暮らしぶりをしている人が多いのでこれが当たり前というか」

また、Sさんのお宅では自家用車は持たず、2人のお子さんは2つずつ習い事に通っているそう。「男の子が産まれたら将来車が必要だねと話していたのですが、わが家は姉妹だったため遠征などが伴う習い事をしておらず、今のところ車の必要性を感じていません。ただ、家族でたまにドライブに行きたくなることがあるのでその時はシェアカーを利用。夫は『気分に合わせていろいろな車に乗れるから楽しい』なんていってくれています。維持費のことを考えると、この利用方法はかなりお得じゃないかなと思っています。

子供たちには『本当にやりたいことだけ極めて欲しい』と伝えているため、お友達が習っているから、といったお付き合いの習い事はゼロ。姉妹で違う習い事もあり、自分の興味のあるものにだけ集中する習慣ができているように感じます」

また、スマートフォンなども最新の機種などにせず、格安携帯の割安のプランを利用しているそうですが「自宅で楽しむのが中心なので特に不便は感じない」といいます。