「人は人」と思うからこそ感じられる幸福感?

華やかな生活をしている人の存在を知りながらも、うまく距離を取りながら自分の生活を充実させているSさん。「将来、子供たちが希望する進路に進ませてあげたり、子供の世話にならないための老後貯金も貯めたい」そんな目標があるため、決して華やかではない今の生活に不満はないといいます。

周囲を見れば羨ましくなることもあると思います。しかし、小さなころ親によくいわれた「人は人」精神で夫婦や家族が同じ方向を向けているのであれば「年収=幸せの高さ」ではないのかもしれません。「足るを知る者は富む」ともいうように、自分の努力と分相応のところがわかっていれば、意外と心はいつも満たされているのではないでしょうか。

佐渡 六花