『半沢直樹』で注目!金融・保険業で働いてる人の平均給料って、どのくらいなの?

金融・保険業の年齢別の給与は?

次に、金融・保険業の年齢別の平均給与がどのようなものかを見てみましょう。

なお、前述の国税庁の調査(令和元年)では詳細情報は非公開のため(2020年10月2日現在)、昨年のデータとなりますが、平成30年分(2018年分)の年齢別の金融・保険業で働いている人の平均給与は以下のようになっています。

金融・保険業の年齢別平均給与

19歳以下:394万4000円
20~24歳 :351万9000円
25~29歳 :450万6000円
30~34歳 :566万3000円
35~39歳 :659万1000円
40~44歳 :665万1000円
45~49歳 :723万7000円
50~54歳 :769万2000円
55~59歳:679万7000円
60~64歳:551万5000円
65~69歳:513万1000円
70歳以上 :443万8000円
合計:631万3000円

ご覧の通り、25歳以上になると平均給与が450万円を上回っています。

2018年分の全体の平均給与が441万円であるのに対し、金融・保険業に勤めている人は20代後半になれば平均以上の給与を受け取っている場合が多いということが分かりますね。

金融・保険業の平均給与が高い理由は?

金融・保険業の平均給与が高い理由として、最も大きな要因は、「規制産業」という新規参入が難しい業種であることが挙げられます。

例えば、証券会社を設立する場合、財務局への認可および登録申請、監督当局との折衝(制度手続き)、証券システムの導入、業務フロー・内部管理体制や業務運営に係るスキーム構築などなど、乗り越えなければならない専門的な課題が山程あります(※2)

その他にも、銀行や保険会社など、お金を扱う業種の場合は、飲食業や宿泊業などの他業種と比較して新規参入のハードルや必要資金が非常に高いです。

そのため、他業種と比較してライバルが生まれにくく、結果として高水準の給与を得られる傾向にあるのではないかと考えられます。

もう1つの理由は、金融・保険業が「結果がすべての厳しい世界」であることが考えられます。

前述したとおり、金融・保険業は他業種と比較して給与に対するボーナスの割合が高いです。そして、このボーナスの額は、営業成績やこれまでの実績により変わってきます。

「『半沢直樹』のようなドロドロしたやり合いが現実にもある!」とまではいいませんが、結果を残し多額のボーナスを受け取るには、かなりの努力が必要ですし、それなりに大きな修羅場をくぐり抜ける必要がありそうですね。

参考

(※1)「大分類J-金融業,保険業」総務省
「令和元年分(2019年)分民間給与実態統計調査」国税庁
「平成30年民間給与実態統計調査」国税庁
(※2)「証券会社設立支援」株式会社だいこう証券ビジネス

鈴木 太陽

参考記事

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執筆者

証券外務員1種。証券会社のコールセンターにて、正社員として働きながら金融ライターとして活動中。2018年から2年間で経済・金融・証券関係で500以上の記事執筆を経験。