タカラジェンヌを養成する「宝塚音楽学校」。この歴史ある学校で継承されてきたルールが、廃止されたことがニュースとなり、話題を呼んでいます。
礼儀正しさを身につけるための伝統以上に、下級生へ負担が生じていたとしてこのような決断に踏み切った宝塚。6月からパワハラ防止法が施行された企業においても、このニュースから学ぶべきことが多いといえます。私たちの生活においても必要な改革について読み解いていきます。
返事の仕方や表情まで!?これまでにあった不文律とは
宝塚音楽学校とは、言わずと知れた宝塚歌劇団の団員となるための学校。「予科生」と呼ばれる1年生「本科生」と呼ばれる2年生が学んでおり、その歴史は100年以上続いてます。
毎年1000人ほどの応募がある中で合格した40人と、生徒は非常に高い倍率を勝ち抜いた精鋭たち。厳しい受験を乗り越えた後は、声楽、バレエ、日舞、演劇などの宝塚歌劇団に入団するためのレッスンがみっちり組まれ、非常に忙しい学校生活を送ることに。
さらにモットーである「清く 正しく 美しく」の教えに基づき、早朝から予科生が稽古場を丁寧に掃除するなど、礼儀作法やマナーも厳しいことで有名なのです。
【参考】
「40名の募集に1000人の応募! 107期宝塚音楽学校入学試験スタート」AERA dot.