Aさんからのこの問いに対して、夫は返す言葉がなくなってしまったよう。結局、話し合いの決着はつかないまま、オフィス勤務が再開となりました。

とはいえ、Aさんが思い切って夫に気持ちをぶつけてから、夫にも少しだけ変化があらわれ、オンライン会議のない日は家にいても何も言われなくなったそう。

答えが見つからないまま普段の生活に戻っていったAさん夫婦。今ではお互い何ごともなかったかのように振る舞っているそうです。

普段と違う状況が思いもよらないバトルを生み出す

“ウィズコロナ”の状況に突入して以来、在宅勤務になったことや慣れない環境で仕事をしなければならないストレスによって、夫婦間でバトルが起きたのは、今回ご紹介したAさんに限った話ではないでしょう。

パートナーが在宅になったことで、人知れずモヤモヤを抱えたり、言いようのないストレスを感じたりしている人も多いことかと思います。

自分の都合だけに目を奪われていると、パートナーの存在をうとましく感じてしまうことにもつながりかねません。同じ屋根の下で生活しているパートナー・家族と話し合い、気持ちを伝えあって、最善の方法を見つけて出しいく必要があるのかもしれませんね。

川西 まあさ