通販や電子決済は問題ないが、オンライン営業は苦手
IT関連の企業で働く20代男性のBさんは、「少し前から電子決済は広まりつつあったけれど、最近はお金の受け渡しを避けるためにキャッシュレスを利用する人がさらに増えた気がする。自分も通販やネットスーパーを以前より頻繁に利用するようになって、生活しやすくなった」と話します。
一方で、仕事には少し支障が出ている様子。「営業の仕事をしていて、既存のお客さんにはオンラインで商談をしてもあまり問題ないけれど、やはり新規営業はやりにくい。うちの会社自体、万が一のことを想定して営業先への訪問を原則禁止しているので、会いに行きたいと思っても行けない」のだそう。
「お客さんにオンライン面談ツールの説明をイチからしなければいけなかったり、『ウチはそのツールは使えない』と言われたら代替手段を用意しなければならなかったり、余計なことに時間を取られる。雑談もしづらい空気だし、リアクションも見えにくい。『デスクトップPCだからカメラがついていない』と言われて相手の顔が見えないとさらにツライ」と嘆きます。
成約率も下がってしまったというBさん。「同僚はオンラインになって効率よくアポを入れられるおかげで成績が良くなったと言っていたから、向き不向きがあるかもしれない」と苦笑いで教えてくれました。