50歳代から資産運用をスタートしても遅いのか

「長期投資」と「分散投資」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。資産運用は一般的に長く時間をかけて運用することがリスクを軽減させる手段だと言われています。老後まで十分な時間が確保できない50歳代は「今さら資産運用をしても遅いのではないか」と考えてしまう人も多いかもしれません。

しかし、ここで諦めるのはまだ早いといえます。多くの人は資産運用をするのは退職するまで、と期間を区切りがちですが、退職して老後を迎えた後も資産運用を継続しながら少しずつ生活費として切り崩していけば、50歳代の人でも運用期間を長く確保することができます。

ここで注意すべきは、50歳代の人が資産運用を始めるときは、退職後も長期間運用可能な商品を選択する必要があるということです。

例えば最近人気のiDeCo。これは現状60歳までしか資金を積み立てることができません。これでは十分な運用期間を確保することが難しいので、50歳代の人は自分に合った商品を慎重に選ぶ必要があります。