コロナでデジタル消費が全世代で伸びる結果に
COVID-19への感染拡大のために、ネットを使った消費も活発になっています。COVID-19前の2019年6月〜8月のEC前年比を見ると、20歳から24歳までの若い世代の伸びが目立ちます。一方年齢が高くなると伸び率は緩やかになり、75歳から79歳では前年比でマイナスになることもありました。
2020年では、すべての年代でプラスになり、とくに65歳以上での20%増加などが目立ちます。ECサイトでの購入、そしてコンテンツ配信などの伸びによって、押し上げられた数字と考えられます。
消費増税やCOVI-19など、2019年から2020年にかけては消費に大きな影響を与えることが起きました。特にCOVID-19は外出自粛などもあり、それによってネットを使ったサービスが伸びる結果となっています。
他にもリモートワークや新しい生活様式の提唱もありますから、感染の状況によってはさらなる動きがありそうです。
【参考】
『2019年7月から2020年8月の約1年間で日本国内の消費動向はどのように変化したのか 「JCB消費NOW」』 ㈱JCBと㈱ナウキャスト
コロナ新規感染者数(全国):各期間中の日次合計値。
参照元:厚生労働省・オープンデータ「陽性者数」
※「JCB 消費 NOW」は、JCB グループ会員のうち、約 100 万会員のクレジットカード決済情報を基に JCB とナウキャストが算出した、現金を含む国内の消費全体を捉えた消費動向指数
※分析期間:2019年7月から2020年8月
渡辺 ももえ