車を買う時にどうしても悩んでしまうもののひとつが「何色にするか」ということ。
無難な感じにするか、それとも自分の好きな色にするか、はたまた追加で費用がかからない色を選ぶか…と、選び方も人それぞれではないでしょうか。しかし、将来的に車を売却する際に買取額が変わり、損をするかもしれないということはご存知でしょうか。
そこで今回は、車のボディカラーによって買取額が変わる理由と、高く売れる色とそうではない色の違いについて解説していきます。
車の色によって買取額が変わる理由
はじめに、なぜ買取額が色によって変わるのか?ですが、単純明快で「人気のある色かそうでないか(中古車として流通したときに、売れやすいかそうではないか」)ということです。
塗料メーカーのAXALTA(アクサルタ)が発表している「第67回2019年版世界自動車人気色調査報告書」によると、人気色のトップ3がホワイト(38%)、ブラック(19%)、グレー(13%)であることを明らかにしています。世界的に見ても車を購入する人の約8割の人がいわゆる「無難な色」を選んでいるのです。
つまり、白、黒、グレーといったベーシックな色は奇抜な色の車に比べて買われやすい傾向にあるとされていることから、中古車の価格が高めの傾向になります。逆に奇抜な色については、買い手がなかなか見つからないと想定されることから、中古車価格が低めになりやすく、その価格差は数万円~10万円以上となってきます。
販売価格が安ければその分仕入れの価格(買取価格)が安くなるので、そこで差が出てくるのです。