特別定額給付金10万円の寄付や辞退はシニアと若者

全体の1.5%を占める「寄付」選択者のプロフィールをみると、60代が最も多く、48.4%を占めます。次いで、50代(29.0%)ですので、子どもが独り立ちをしたシニア家庭ほど多い傾向がみられますね。

子育てが終わり、経済的に余裕があるシニア層はあまり生活に困窮しておらず誰かの役に立てればと行動してくれたわけです。生活に余裕があるとはいえ自分達のために使うことに対して何も責められない状況の中でこういった行動ができるのは素晴らしいですね。

また、特別定額給付金10万円を辞退した人は、44%が20代で大学生といった若者に多いことが分かっています。保護者が経済的な影響を受けていない場合、学費や生活費の十分な支援を受けられているため辞退しているという可能性もあるでしょう。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で保護者の給料が大幅ダウンして学費が支払えなかったり学生自身がアルバイトできなかったりする状況のため、中退を検討している人のニュースが取り上げられていましたが、さまざまな事情が垣間見えます。