最近は500円程の少額から始められる株式投資アプリが増え、若者や資金の少ない人からも投資への関心が高まっているようです。

アメリカでは3月のコロナ禍の株価暴落をきっかけに、40歳以下のミレニアルズを中心とした投資家が急増しています。彼/彼女らは予想外の行動をとっては従来の株式投資家や専門家を驚かせているようです。

今回は、増えるミレニアルズ投資家の実態について探ってみます。

投資アプリの影響

アメリカでは投資への敷居が日本よりもさらに低くなり、ここ数年でミレニアルズや彼/彼女らよりもさらに若い投資家が増えています。

そのきっかけとなったのが、2013年に設立されたフィンテックスタートアップ”Robinhood Markets Inc.”が提供する「ロビンフッド」という、手数料など費用無料で少額投資が出来るアプリです。その後、大手投資会社でも同様のアプリを提供するところも現れ、株式投資がより簡単で手頃になりました。

そのロビンフッドの利用者がこのコロナ禍で急増しているというのです。米投資家向け情報サイトBARRON’S(※1)によると、利用者数が2020年に入って6月までに 300万人以上増加し、合計で1,300万人を上回る勢いだということです。