簡単で誰でもできる!DaiGoさんの語る論破テク「アナロジー乱用」とは

「君のためを思って…」「みんなのためによかれと思って…」という「偽善者タイプ」には特に効くという今回の論破方法。2007年に経済学者マドセン・ピリー氏が議論に勝つ方法として論理的誤謬リストをまとめ、それに2018年社会心理学者ポール・ベネット氏が詭弁の考え方を加えて「詭弁の効果を集めたサマリー」を発表。そこから今回の「アナロジー乱用」というテクニックを紹介されています。

あなたは、「誕生月が一緒」「名前の一部が同じ」「好きなアーティストが一緒」などの共通点から、相手に対して親近感を覚えた経験はないでしょうか。このように、なにか1つでも「類似点」がある相手に対しては、影響力(=説得力)が2倍にあがるのだそうです。

よく、相手と仲良くなりたいなら共通点を探したり、その共通点をアピールしたりするといいといわれますよね。その類似点を意図的に乱用し、「論破」に使おうというテクニックのことを「アナロジーの乱用」といいます。

論破というのは、1対1では平行線になってしまうため、オーディエンスがいないと成り立ちません。「アナロジー乱用」で相手を論破する場合は、自分と相手の共通点をみつけるのではなく、相手を「敵やネガティブな対象」との共通点で結びつけてしまうことで、簡単に打ち負かしてしまえるというのです。