ワイシャツの「平均使用年数」を知って改心
ともあれ、違和感を抱えたままでいるのも気分がよくないので、ネットで検索してみると、「ワイシャツは消耗品」と位置づけている人が意外と多いことがわかりました。なんと、就活をする学生さんに向けて「消耗品のつもりで…」とアドバイスしているものまであるではありませんか。
そして同時に、ワイシャツには2年という「平均使用年数」の目安があるということも知ったのです。それは、「クリーニング事故賠償基準」というものの中に記されていました。クリーニング店とお客との間でトラブルが生じたときに速やかに解決をはかれるよう、行政や関係する業界団体などが集まって検討を重ね制定したものです。
その基準によると、仕事で着ることの多いコットンやポリエステルのワイシャツの平均使用年数は「2年」。買ってから2カ月未満でクリーニング事故に遭ってしまった場合は100%補償されますが、2年(24カ月)経った時点では46〜16%(衣服の状態によって評価に幅アリ)しか補償されません。
「2年、なんだ…」
さすがに、クリーニング業のプロたちが示した数字には説得力を感じました。そして夫の姿を思い浮かべました。
夫は毎日スーツを着て出社し、ワイシャツは一日中着ているわけですから、汚れがたまらないわけがありません。複数枚をローテーションして着ているとはいえ、何度も着て洗ってを繰り返していれば、たしかに2年ぐらいでくたびれてきますよね…。