在宅勤務経験者は7割以上
では実際にリモートワークや在宅勤務を経験した人はどのくらいいるのでしょうか。2月以降で在宅勤務経験の有無を質問すると、76%が「経験した」と回答しています。そして今も在宅勤務をしている人が62%にのぼり、週5日間在宅で仕事をしている人が41%で最も多くなりました。
在宅勤務の良かった点としては、通勤時間がなかったり、ある程度自分の好きな時間に仕事ができるなど、時間管理に関する考えが多くなっています。逆に悪かった点は、コミュニケーション不足、休日や夜間の仕事など仕事時間の線引きができないなどが挙げられています。
在宅勤務のメリットを踏まえ今後も継続傾向?
在宅勤務に関しては上記のメリット・デメリットがありますが、在宅勤務経験者に「在宅勤務の継続を今後も望むか」と聞いたところ、「コロナの感染が収まるまで望む」が28%、「コロナの感染に関係なく望む」が60%と、9割近くが在宅勤務継続を希望しました。
デメリットよりもメリットを重要視していること、そして新しいワークスタイルを取り入れようとする前向きな考えも見えてきます。
まとめ
COVID-19によって収入が減ったり、仕事のスタイルが変わる中で、転職にチャレンジする人も少なくありません。また在宅勤務などワークスタイルの変化にも柔軟に対応して、今後もそのメリットを享受していこうという流れがあるようです。COVID-19と共存する社会の中で、どんどん新しい仕組みや思考が生まれてきていることがうかがえます。
【参考】
「ウィズコロナ時代の転職に関する意識調査」 日経HR
調査対象:「日経キャリアNET」登録会員
調査期間:2020年7月30日〜8月7日
調査方法:メールにて依頼し、WEBサイトで回答
回答者数:735人
渡辺 ももえ